【報告】オンラインで楽しく学ぶ!台湾文化紹介

コロナ自粛ムードが長引くなか、オンラインで文化理解講座が戻ってきました。

第1弾は、台湾から来日して7年のリンさんによる台湾文化紹介でした。
日本では馴染み深い国となりましたが、発表ではまだ知られていないであろうディープな台湾情報が次々に聞かれました。

今回はその中から『台湾の高校生活事情』をちょっとだけ紹介します。
台湾の高校は日本の高校よりも早く、7時30分から始まります。
その後の授業の流れはほとんど同じですが、昼休憩がちょっと違います。
昼食を取った後はなんと「お昼寝タイム」があるのです!この時間は自由時間ではなく、クラス全員”絶対に”お昼寝をしなければなりません。
先生が監視をしているので、寝てないと怒られることもあるそうです。
「台湾の高校生がうらやましい!」と思ってしまいそうですが、お昼寝タイムがある理由は下校時刻にあります。

17時30分に授業を終えると(この時点で日本の高校より長いですね)、そこから学校主催の夜自習に多くの生徒が出席します。
夕食、仮眠も取りますが、夜自習が終わるのが20時過ぎ。帰宅する頃には21時を回っていることもザラにあります。
学校に朝から夜まで居るのが当たり前だと、お昼寝タイムも必須ですよね。
そんな、ガイドブックでは知り得ないローカル事情を聞いているうちに、あっという間に1時間が過ぎていきました。

参加者の方からは、
「リンさんの体験を通して書かれた本(漫画)を読んでいるかのように、親近感があり楽しめた。」
「旅行などでは分からない話を聞けて大変面白かった」等といった感想もいただき、
画面越しであるということを感じさせない、一体感を感じられるイベントとなりました。

講師紹介
林 芳安(リン・ホウアン)
日本在住歴7年。
幼い頃から日本のテレビ番組や音楽に慣れ親しむ。
独学で習得したという日本語はネイティブレベルで、学生時代にはその日本語力を活かして留学を2度経験。
現在は日本の企業に勤務し、大好きな日本で仕事とプライベートを楽しむ。

日 時 2020年9月12日(土)10:00-11:30
場 所 参加者のご自宅(Zoom)
内 容 ・台湾の基本情報
・クイズ
・学校事情
・食文化
・宴会文化
・質問コーナー
参 加 27名
参加者の声(抜粋) ・ガイドブック以上に実際的な情報(テーブルマナーなど)を知ることができた。
・実際に台湾ご出身の林さんから直接お話を伺えて、とても有意義で楽しい会でした。特に学校のシステムやパーティーでの文化等は、なかなか知る機会がないのですごく勉強になりました。
・台湾には一回行ったことがあるが学校の教育課程や服装など、知らなかったことが分かり面白かった。高校生は随分学校で勉強しているのに感心、驚き。
・台湾の印象がより良くなった。